ebay輸入では、儲かる商品リストというものが有料、無料問わず配られることがあります。
ebayでの価格と日本での価格を比べて、これだけ価格差がありますよーというやつですね。
リストを受け取って、それを1つ1つ見ていくときって、「次はどんな商品なんだろう・・・」とワクワクしますよね。
特に自分が思いもよらなかった商品がリストに載っていたときは、もの凄く得した気持ちになりますし、はやくリサーチしたいとウズウズしてくるものです。
私も今まで沢山のリストを受け取って、色々な商品を見てきましたし、自分でリストを制作して配ったこともあります。
今回はそんな商品リストとの付き合い方について解説していきたいと思います。
そもそも儲かる商品の目的って何のためにあるの?
まず、最初の大前提として、儲かる商品リストとは、リストに載っている商品をそのまま仕入れて販売すれば利益が出るといったものでは絶対にないということを覚えておいてください。
じゃあ何のためにあるのかというと、リストに載っている商品をヒントにして、縦に横にリサーチして自力で儲かる商品を探すためにあります。
ebay輸入において、リサーチをする上での基本的な考え方は
(1)海外から集まってきているであろう集団に絞って探す
(2)儲かる商品の周りには別の儲かる商品が隠れている
です。これに関しては、別の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
具体的にどうやってリサーチしよう???
それではその考え方を使ってどうやってリサーチするのかを解説していきましょう。
(1)海外から集まってきているであろう集団に絞って探す
リサーチをする際には、「海外から入ってきている商品はどんなものだろう?」と考えることが必要です。そして、絞る際には、輸入されていそうなキーワードやカテゴリーで絞っていくのが一般的です。
儲かる商品リストは、リストに載っている時点で、少なくとも海外から輸入された商品であることは間違いありません。
そして、その商品には、必ずヤフオク(メルカリ)で商品タイトルがつけられていますし、何らかの商品カテゴリーが設定されているはずです。
タイトルやカテゴリーが適当だと、お客さんが検索して、自分の商品の所にたどり着けませんから、結果価格が上がりづらくなります。
だから商売として商品を仕入れて、販売しようとする出品者はなるだけ、詳細に、しっかりとキーワードを選んでタイトルをつけ、正しいカテゴリーで出品しようとするのです。
そして、出品者同士は、ライバルとして、他の出品者を意識し合っていることが非常に多いですし、お互いを参考にすることもあります。結果として、カテゴリーはもちろん、商品タイトルに使うキーワードが似てしまうということがよくあり得るのです。
つまり、儲かる商品が集まってそうな集団が、キーワードを軸にして出来上がってしまうという事を意味しています。
儲かる商品リストに載っている商品のキーワードやカテゴリーを参考にすれば、海外から集まってきているだろう集団に自然と絞ってリサーチをすることが出来るということなのです。
(2)儲かる商品の周りには別の儲かる商品が隠れている
リストに載っている商品が儲かっているのであれば、その周りにある商品にも必ず儲かる商品があります。
例えば、iphon13が儲かる商品で、それがリストに載っていたとします。であるならば、iphone12が儲かるかもしれませんし、iphone10が儲かるかもしれません。
なんなら、iphoneのアダプターが儲かるかもしれませんし、iphoneケースが儲かるかもしれません。
iphone13という商品を軸にすると、色々な商品が周りに隠れています。そして、その周りにある儲かる商品を探すことが重要になるのです。
リストに載っている儲かる商品を一つ一つ、先ほどお伝えした基本的な考え方を念頭に探していきます。
儲かる商品リストに載っている商品一つ一つを軸にしてリサーチしていくイメージです。具体的にどうやってリサーチするのかについては、下記の記事で解説していますので、読んでみてください。
儲かる商品リストに対する批判は的外れ
よく儲かる商品リストを見た方が、
「価格差だけで、送料や関税が考えられていない」
「入札が1なので参考にならない」
「古すぎる」
「もう値崩れしている」
などの批判をすることが出来ますが、冒頭の儲かる商品リストの目的を考えると、全て的外れな批判であるということが分かります。
そもそも儲かる商品リストに載っている商品は、儲かってなくていいんです。
仮に、ebay輸入の儲かる商品リストと言っているのに、楽天から仕入れてヤフオク(メルカリ)で売られていた商品を出されたら、大いに批判すべきでしょう。
※昔輸入ビジネスのコンサルだって言っていたのに、楽天仕入れを教えていたコンサルの方が実際にいらっしゃったのを思い出しました・・・闇が深いです汗
でも実際にebayから仕入れてヤフオク(メルカリ)で売られていたことを明示出来ているのであれば、儲かる商品リストに載っている商品としての役割はすでに果たしています。
商品リストに載っている商品の価格差なんて、どうでもいい情報です。
むしろリストに載っている商品が、赤字でもなんの問題ありません。
リスト名が、「ebayから輸入したけど、大赤字だった商品リスト」でも、リストとしての価値は十分にあります。
仮に赤字だったとしても、その商品を輸入して販売した出品者は、少なくとも仕入れの時点では、リサーチで価格差を見つけて、「儲かる!」と思って販売している可能性が高いからです。
儲かると思って仕入れ販売した結果、赤字だったということですね。
そして、そういった結果的に赤字だった商品の周りにも、儲かる商品が隠れている可能性は十分あります。出品者がリサーチした段階では価格差があったということなので、別の価格差が隠れている可能性は言うまでないからです。
出品した人が、何のリサーチもせずに商品を仕入れ販売して大赤字、タイトルもカテゴリーも全て適当、、、という商品が載っていたら話は別ですが、そんなことはまずありえないでしょう。
なぜ儲かる商品リストというタイトルがつくのか???
価格差に意味がない、さらに言うと、その商品が儲かるか儲からないかにも意味がない・・・
それにも関わらず、なぜリストの作成者は、「儲かる商品リスト」というタイトルをつけたがるのか・・・
少なくとも、私はリストを作成するときはこう考えています。
だって、儲かるって景気がいいじゃないですか。ワクワクするじゃないですか。
それだけです。それ以上の理由はみじんもありません。
受験予備校とかが、○○大学(高校)〇名合格!!みたいに合格実績を出しますよね。あれって、例えば別の校舎の生徒との合算だったり、夏期講習や冬期講習、ひどいところは模試を受けただけの生徒をカウントしていたりしていて、別に予備校の力を純粋に表しているわけではないっていうのは有名な話ですよね。
高校とかも、大学受験の合格実績を大々的に公開していますが、実態は大半の生徒が塾や予備校に通っているとか普通の話だったりもします。
それと似たようなもんです。数字を真に受ける必要はありません。
まとめ 商品リストを徹底活用しよう!
これまで、商品リストに載っている価格差には全く意味がないという話をしてきました。
リストの活用で大事なのは、掲載されている商品を参考にして、どれだけリサーチを展開できるかです。
キーワード、カテゴリー、リストに載っている商品を扱っている出品者のIDにいたるまで、徹底的にリサーチしてください。
特に自分が思いもよらなかった商品がリストに載っていた場合はチャンスです。優先的にリサーチしましょう。
それだけやって、儲かる商品が1つも見つけられなかった場合は、その商品リストは価値がなかったと言えると思います。
しかし、そんなことはないはずです。
もし過去にもらった商品リストがあるのであれば、ぜひ今からそれを引っ張り出してリサーチをしてみてください。もしかしたら、それが突破口の第一歩となるかもしれません。