儲かる商品が見つからないという悩みはあるあるです。商品リサーチとは、ebay輸入の核でありキモになる部分で、ebayとヤフオク(メルカリ)を見比べて価格の差を探す作業です。
この価格差を見つけることが出来て、実際に仕入れ販売につながればめでたく利益がでます。しかし、多くのプレイヤーにとって、この商品リサーチでつまづいてしまう方が非常に多いです。
実際に私が始めて間もない方とお話しすると、ほぼ絶対といってもいいほど商品リサーチに関する質問をされますが、大体が「儲かる商品がみつかりません。どうすればいいですか」というお悩みだったりします。
今回はそのリサーチについて私の考え方を解説していきたいと思います。
リサーチの大前提
最初に意識していただきたい事は、
・リサーチに楽な方法はないと思う
・ただし、視点をずらしたり、裏をかくという発想が少しあると楽をできることがある
・儲かる商品は必ずあると強く信じる→これが一番大事
この3つを意識していただきたいと思います。
リサーチに楽な方法はないと思う
まずリサーチに簡単に商品を見つける方法などはないと思っていください。
「かせいでいる人は、何か自分の知らない秘密の情報や裏ワザを持っていて、だから儲かる商品を見つけることが出来ているし、売ることが出来ている。だからかせげる」なんてことは絶対にないです。
もちろんかせいでいる人は自分で試行錯誤した中で、独自のノウハウの1つや2つ持っているものだと思いますが、そもそもそれだけで稼げているわけではないですし、既存のノウハウを少し応用すればたどり着けるものである可能性が非常に高いです。
最初のうちはひたすら泥くさく、リサーチをしていく必要があります。実際に私がセミナーなどでリサーチの実演をした際、「自分が思ったよりも泥臭いことをされていてびっくりしました」という感想をいただくことが非常に多いです。
はじめのうちは、そんな感想をいただいて、こっちがびっくりしていたのですが、それだけ楽な、裏ワザのような方法を求めている人が多いのだなと考えるようになりました。
視点をずらしたり、裏をかくという発想が少しあると楽をできることがある
ただし、視点をずらすという事は、リサーチに慣れてきたのであれば大切な考え方なのかなと思います。これを裏ワザというのであればそうなのでしょうが、みんなが見ている所を見ていても儲かる商品はなかなかみつからないという現実があることも確かです。
リサーチに慣れるというのは、ebayとオークファンを見比べるということをある程度行えるようになって、商品も仕入れて売るようになって、黒字よりもまだ赤字が多いかトントンくらいで行き詰っているくらいの時期でしょうか。
それとも、探せども探せどもなかなか儲かる商品が見つからず、途方にくれたくらいの時期でしょうか・・・。
完全にブログを書きながら思いついた独断と偏見にまみれた考えですが、とりあえずやってもやっても結果につながるかどうかもわからず苦しんでいるくらいの時期を想定しているという事を分かってもらえれば充分です。
そういう時に「もっと簡単な方法はないかな」「教材にはこう言っているけど、もっとうまい方法はないかな」という考え方を自分で考えることは、リサーチの幅を広げるきっかけになったりします。
]実は、ebay輸入を実践していて、稼いでるプレイヤーの方も意外と視点をずらしたリサーチ方法については知らなかったりすることが多いです。
自分がまだ月利10万円も稼いでいない頃に、自分が考えた既存のノウハウを少し応用しただけのリサーチ方法をとあるスクールの講師をされていた方にお話しした所、「そんなやり方はきいたことがない!」と驚かれ、自分も驚いてしまったことがありますが、それだけリサーチには、基本という土台があった上に、さまざまな派生した形があるという事なのだろうと思います。
なので、まだリサーチに慣れていない段階から、裏ワザ的な手法を求めることは論外ですが、もしやってもやっても行き詰まってしまうような場合は、思い切って視点を変えてみるという事も手かもしれません。
ただ、その際にはなるべく自分の頭で一生懸命考えて色々試してみるのがよろしいと思います。
儲かる商品は必ずあると強く信じる→これが一番大事
そして、大前提の3つ目は、「儲かる商品は必ずある」と強く信じることです。
リサーチで「儲かる商品なんてみつからない」と思ってリサーチをするのと、「儲かる商品は必ずある」と思ってリサーチをするのでは結果は大きく変わってきます。
これに関しては、出来るのであれば実際にデータをとって比べてみたいくらいなのですが、私自身の経験から言うと、この差はとても大きいものがあるのではないかと思います。
これは予想にすぎないんですが、「儲かる商品はかならずある!」と思ってリサーチしたほうが、見ている商品の可能性をちゃんとしっかり見ようとするから、儲かる商品が見つかりやすいのではないかなと思っています。
「儲かる商品なんてないよ・・・」と思ってリサーチをするとその分見落とすことが多くなりがちなのかもしれない、ということですね。
ここまでリサーチに向かう上での大前提についてお話させていただきました。次にリサーチにおける基本的な考え方について書いていきます。
リサーチの基本的な考え方①
効率よく儲かる商品を見つける考え方は、「海外から入ってきたであろう商品が集まってるのはどのあたりだろう」と考えて、その範囲に絞って探すということです。
先ほど、リサーチに行き詰った時は、少し視点をずらしたり、裏をかくという発想を付け加えると少し楽になることがあるという事をお伝えしました。その際に考えるヒントになるのがこの考え方です。
「海外から入ってきたであろう商品が集まっている場所はどこか」と考えながら工夫すれば、リサーチのやり方が広がるはずです。
本当に、人によって色々なリサーチ方法がありますし、私にも自分なりに考えたオリジナルのリサーチ方法がありますが、有効なリサーチ方法は全てこの考え方に基づいたものであると思います。
例えるならば、何も考えずにリサーチをすることは、大海原で釣り糸を垂らすようなもの、「海外から入ってきたであろう商品が集まっている場所はどこか」と考えながら探すことは、魚が集まっている釣り堀を探して釣り糸を垂らすようなものといったところでしょうか。
私が初めてebay輸入でリサーチをして仕入れた商品はオルゴールだったのですが、それは、初めて読んだ教材に、「儲かる商品が隠れていそうなカテゴリーに絞って探していきましょう!」と書いてあって、自分なりに考えたことがきっかけでした。
「なんかオルゴールは海外のもの多そうだし、コレクターとかいそうで儲かりそうだからオルゴールを探してみよう!」と思ったわけですね。
そんなわけでオルゴールを中心にリサーチをした結果、reuge(リュージュ)というオルゴールにいきつき、それを仕入れて販売した所、運よく利益を出すことができました。あの時はとてもうれしかったのを覚えています。
その儲かったお金を即飲み屋で浪費してしまったのは、当時の自分を張り倒してやりたいのですが、考え方としてはいい線をいっていたのではないかと今でも思っています。
(この文章を書きながら、当時の教材にどんなことが書いてあったのか気になって、見返してみたのですが、10年以上前の教材にも関わらず、今の教材と全く同じことが書いてあり、改めてebay輸入の安定性を再確認しました。すごいです汗)
ebay輸入=アンティークというイメージがつきまといがちですが、それは初心者の方にまず最初に西洋陶磁器をリサーチすることがよくおすすめされているからなのではないかと思います。
西洋陶磁器は西洋(主にヨーロッパ)で作られたものですので、理屈の上ではすべて海外から輸入されたものです。
全て海外から輸入されたものであるということは、「海外から入ってきたであろう商品が集まっている集団」そのものですので、リサーチが非常にやりやすいということになります。
どのように絞るか、やり方は色々あります。カテゴリーで絞るのか、キーワードで絞るのか・・・どちらがいいですかという質問を受けることがありますが、正直言って、「儲かる商品が見つけられるのであればどちらでもいい」というのが私の回答になります。
私の場合も「最初はカテゴリーで絞りましょう」と教材に書いてあったにもかかわらず、「オルゴール儲かりそうだな」とピンときて、オルゴールというキーワードで検索して最初の商品を見つけた、という経緯があります。
なので最初からキーワードで絞ってみるのもありなのではないかと思います。そのあたりは自分がやりやすい方法を色々ためしてみるのがよろしいのではないかと思います。
リサーチの基本的な考え方②
もう一つ、リサーチにおいて大切な考え方があります。
それは、「儲かる商品の周りには、別の儲かる商品が必ず隠れている」
ということです。
これを意識しているかしていないかでリサーチの効率は大きく変わってきてしまいます。
また、自分が販売して儲かった商品については特に要注意です。
その儲かった商品の周りを徹底的にリサーチすることは、マストと言っても過言ではありません。
その商品のキーワード、カテゴリーなどを徹底的に調べていきましょう。
ebay輸入おすすめカテゴリー
カテゴリーで絞るのであれば、海外から輸入されてきた商品がたくさん集まってそうなカテゴリーに絞るといいです。
アンティーク、コレクション
コミック、アニメグッズ
映画、ビデオ
音楽
事務、店舗用品
ファッション
アクセサリー、時計
コンピュータ
家電、AV、カメラ
住まい、インテリア
ホビー、カルチャー
スポーツ、レジャー
おもちゃ、ゲーム
自動車、オートバイ
あたりは海外からの輸入品が多く、儲かる商品が隠れているイメージです。その中でも、アンティーク、コレクション ファッション アクセサリー、時計 ホビー、カルチャー おもちゃ、ゲーム スポーツ、レジャーあたりは鉄板のカテゴリーなのではないかと思います。
キーワードの選び方
キーワードを使ってリサーチをする方法もありますが、これに関しては、「海外からの輸入」を連想させるようなキーワードを考えて、リサーチしてみましょう。
さらに言うなら海外から輸入されたであろう商品に使われていそうなキーワードです。直球ならば、「海外」「日本未発売」「日本未入荷」などです。アメリカやイギリスなどの国の名前なんかも海外からの輸入を連想させますね。
少し応用編になりますが、同じebay輸入をやっているライバル出品者が使っていそうなキーワードを考えてリサーチしてみるのも効果的です。それぞれのキーワードによって出てくる商品は全く違います。ぜひいろいろ考えて検索してみてください。
ちなみにヤフオクやメルカリでお客さんが商品を探す時は、大体の場合カテゴリーから調べるのではなく、自分が探している商品のキーワードを検索して探すことが多いようですので、お客さんが検索しそうなキーワードという視点も面白そうですね。
自分の興味関心は大事
最後に、リサーチをする上でもう一つ大切な原則をお伝えしておきます。それは、「自分が全く興味が持てない分野を深入りしてリサーチしない」ということです。
特に初心者の段階ではこれがものすごく重要です。理由は、リサーチしても無駄になることが多いからです。
まったく興味が持てない本を読んでも、ただ字を目で追う事になって、内容がなにも頭に入っていかないのと一緒です。リサーチするところは、なるだけ自分が嫌じゃない場所にすることを心掛けましょう。
私は西洋アンティークを主に扱っていますが、このカテゴリーを主戦場にした理由は、私の祖父が歴史家で、父が考古学者ということもあり、もともと歴史に対する興味関心がおそらく遺伝子レベルで刷り込まれていて、古いものを見たり扱ったりするのが嫌いではなかったからです。
高校時代に世界史を勉強して、得意科目だったということもあり、西洋アンティークと自分の知識が多少なりともリンクしていたというのも大きかったと思います。
その反面、私は元々ファッションや時計、アクセサリーなどの分野は全く興味が持てず、リサーチをすることすら苦痛でした。そのような商品を無理してみても効率がものすごく悪くなりますので注意してください。
ebay輸入の導入として、西洋アンティークがよくすすめられますが、もし全く興味が持てないのであれば、思い切って別のカテゴリーをリサーチするのは全然ありだと思います。
ebay輸入に慣れてくると、自然と扱える商品のキャパシティーは広がっていくはずです。初心者時代に扱えなかった商品を扱えるようになるかもしれません。
私の場合、アクセサリーに関しては全く興味が持てなかったのですが、アクセサリーにはアンティークジュエリーというジャンルがあります。アンティークの輸入に慣れてきたころにアンティークジュエリーというジャンルを見ることによって、アクセサリーを扱う事に以前ほど抵抗がなくなったということがありました。
「このジャンルは今はまだ自分には早いのかもしれない。無理せず興味が持てるジャンルを見ていこう」くらいの割り切りがあった方が、案外リサーチははかどるのかもしれません。とはいっても、いくら興味があるからと言って、海外のものがまったくないジャンルをリサーチするのは時間の無駄ですので、その点は気を付けてください。
今回は、リサーチにおける基本的な考え方について解説していきました。また別の記事で、今度はリサーチに関してより詳しい解説をしていきたいと思います。