今回の記事は、前回の続きです。前編はこちらをご覧ください。
今回も、実際にebay輸入で、私がやらかした失敗についてお話していきます。
商品を物理的に壊す
仕入れた時よりも、自分のミスで商品の状態を悪くしてしまうという失敗ですね。
(1)手が滑る
私は、アンティークのガラスをよく取り扱っているのですが、商品を手に取る際には本当に注意しています。
特に、数十万円もするガラスを触るときにはいまだに緊張します。
しかし、一度だけ、40万円以上もするアンティークのガラスを手を滑らせて、別のガラスにぶつけてしまい、欠けさせたことがあります。
その時は写真撮影中で、せっかくいい商品なんだから、もっといい角度からとりたいなぁ、と商品を動かして色んな角度から撮影している最中でした。
そんな中で、角度を変えようと思い、商品に手を伸ばしたところ、商品を転倒させてしまい、隣に置いていた他のガラスにぶつけてしまったのです。
欠け自体は本当にごくわずかでした。
しかし、もともと全く傷や欠けのない商品で、欠けのないまま売れば、最低でも40~50万はする商品の価値を、10万円分くらいは落としてしまったんじゃないかな、と思います。
実際にその商品は30万円くらいで売れていきましたので、たった一回のミスで、10万円くらいの損失を出してしまったという事になります。
購入していただいたお客さんは喜んでくれていたので、最終的には良かったな、と思えたんですが、
それ以来、割れ物の写真撮影をするときは、普段よりもゆっくりと商品に手を伸ばすようになりました。
あとは検品したり、商品の掃除をしたりする時は、下に必ずやわらかい物を敷いて、クッションにして、周りに固い物を置かないようにする、などの対策もやるようにしています。
特に商品を水洗いするときは、手が滑りやすくなるので、要注意ですね。
(2)内部から破壊する
何を言っているのか分からないかもしれませんが、本当にやりました笑
単純にガラスにお湯をかけて、ヒビを入れてしまったんですね笑笑
日本に来た段階で、よく分からない汚れがこびりつきまくっており、
水洗いしても、いまいちきれいになりませんでした。
そこで、「よし、お湯をかけてみよう!」と思いついたまでは良かったんですが、
沸騰した状態のお湯をそのままガラスにぶっかけてしまったんですね笑
ガラスに熱いお湯をかけたら、割れてしまうということを忘れていました笑笑
お湯をかけた瞬間、「バキッ」という音が部屋中にひびき渡り、時が止まったことを、昨日のように覚えています笑笑笑
たいして大きい音ではなかったはずなんですが、あの時は、とても大きな音にきこえました。
こういった場合は、熱いお湯ではなく、ぬるま湯が正解です。ぬるま湯に中性洗剤を入れて、やわらかいスポンジでゆっくりゆっくりこすって汚れを落とすべきでした。
「なんか熱い方が、すぐにきれいになりそうじゃない??」と、めんどくさがって熱いお湯をかけては絶対にいけません笑
(3)破る
割れ物以外にも、紙などの破れやすい物も要注意です。
紙についても、手をすべらせて穴を空けてしまい、商品価値を半分にしてしまったことがあります。
紙なんかは、梱包された状態から、梱包資材を取り外す時にも悲劇が起こったりします。
テープをゆっくりゆっくりと外す際に、勢い余って、ビニールと一緒に紙を破ってしまったり、テープに紙をくっつけてしまったり、色々やりました。
商品の保管方法を間違える
商品の保管方法を間違えると、これもまた商品価値を大きく下げてしまい、利益を削る原因になってしまいます。
個人的にやらかしたのは、カビとサビでしょうか。
カビについては、紙やお人形などの布でできた製品は特に要注意です。
どちらもやったことがあります。
商品が入っていた箱をカビさせた時は、一生懸命布でふいてどうにか箱の見た目はきれいになりましたが、
お人形についてはどうにもなりませんでした。
カビが生えた場所を撮影して、正直に説明に書いて出品しなおして、なんとか売れましたが、価格はその分下がってしまいましたね。
サビについては、アンティークランプの金属部分を盛大にサビさせたことがあります。
めでたく売れたので、梱包するため、久々にランプを取り出したら、本来黒かったはずの金属部分が茶色くなってました笑
どうにかサビをとって黒い状態で発送したのですが、あの時は肝を冷やしました。
商品の保管方法が甘いと、思いがけず商品の状態を変えてしまう事がありますので、注意するようにしてください。
気を付けるべきは湿気ですね。特に日本の夏場は、湿気がものすごいことになりますので、湿気対策はしっかり行いましょう。湿気とりを置いたり、除湿器を使ったりして対策を行います。
あとは、お人形や紙を扱う場合、虫食いにも注意をする必要があります。
私の場合、お人形を保管するときは、ムシューダのような防虫剤を使うようにしています。ひな人形などのお人形用の防虫剤も売っていますので、出来ればそちらを使う方が無難かなと思います。
匂いの強い防虫剤は、お人形に匂いが移ってしまうため、避けるようにしてください。
1円出品で大損
1円スタートのオークションでやらかしたことは、たくさんあります笑
まだ資金が少ない時に30000円で仕入れた商品が2000円で売れた時は、この世の終わりかと思うくらいショックでしたねぇ・・・
某プロ野球選手のトレーディングカードだったんですが、いまだにその某選手を見ると、その時のことを思い出すくらいにはトラウマになっています。
10000円で仕入れた商品が110円、なんてこともありましたねぇ。
当時は、1円出品をしていい商品としてはならない商品があるなんてよく分かっていなかったんですよ・・・
今は、昔ほど無理な1円出品はやらなくなったので、そうそう爆死することなくなったんですが、
今でも、たまーにやらかして、へこむことがあるのは内緒です笑
仕入れた直後にライバル激増、もしくは元からライバルが沢山だった
今でこそ、あんまりライバルがいない商品を扱うようになりましたが、
初心者や初級者のころは、仕入れた直後にライバルが増えて、思うように利益が出ないどころか、
大赤字になってしまう、なんてこともよくやらかしました。
もしくは、現在どのくらいライバルがいるかの確認もせず、仕入れてしまったりもしましたね。
よくebay輸入では、飽和した、なんて言われることもありますが、まさに飽和の被害を受けてしまったわけです。
商品の飽和については、こちらの記事で詳しく書いてますので、参考にしてみてください。
日本では高く売れる、ebayでは安く買える、でも、ebayに商品の供給がいっぱいある、なんて場合は特に仕入れた直後にライバル激増、もしくは、もともとライバルがたくさん、ということが非常に多いです。
少しの確認で避けることができるので、気を付けましょう。
偽物を仕入れる
これはいまだにやる失敗ベストワンといっても過言ではないですね笑
お客さんから言われて発覚することもありますし、
手に取った段階で気づくこともあります。
もちろん偽物は返品すればいいんですが、
返品するにしても相手が偽物と認めないとケンカになって、余計なエネルギーを使います。
それと、偽物って、鑑定を受けない限りは証明のしようがないので、
返品するにしても、送料はこちら持ち、つまり買い手側が支払うことの方が多いです。
もし大きなものだった場合は、万単位の送料がかかりますから地味に痛いですよね。
商品を受け取る時に、関税を支払っていた場合は、払い戻しの手続きもしなくてはならないため、それもまた面倒くさい・・・
本物かどうかの確認は、しっかりと行いましょう。少しでも疑問に思ったら仕入れないことです。
最後に
今回は、前編後編にわけて、私がebay輸入で実際にやった失敗について書かせていただきました。
これ以外にも色々しくじっているんですが、ブログでは書けないこともありますので、それについては、改めてお話させていただく機会があるかもしれません。
ebay輸入に限らず、どんなことにも失敗はつきものですが、はじめからしなくてよい失敗は、回避していきましょう^^
そのためには、他の人の失敗談に触れるのが一番かと思います。
私のしくじりがこれを読んでいるあなたに役に立ってくれると、とてもうれしく思います。