ebay輸入を行う上で、資金はあればあるほど有利です。これについてはモノを売る商売にすべてに共通して言えることであることは言うまでもありません。
資金調達方法は、貯めたり、借りたり、投資されたり色々あろうかと思います。
中でも、サラリーマンの副業で現実的なのは、お金を貯めるか借りるの2択になります。
最近はクラウドファンディングなんて方法もあるそうですが、今回はそれについては私自身が全く馴染みがなく分からないため、除外させてください。
資金の話については、こちらの記事にも詳しく書いてあります。合わせてお読みください。
今回の記事は、資金を調達する方法の中でも、お金を借りるという選択肢と注意すべきことについて詳しく書いていきます。
お金を借りる=ショートカット
自分でビジネスを行うにあたって、お金を借りる、資金を調達するという事は特段珍しいことではありません。
とはいっても、借金というと身構えてしまう、抵抗を持ってしまう方が非常に多いのではないでしょうか。
ところで、皆さんはローンを組んで買い物をしたことはありますか?
今も、何らかのローンの返済をしていませんか?
ローンも金融機関からお金を借りて何かを購入し、分割で返済する、という立派な借金です。
しかも、実はショッピングローンの利息は高く設定されていることが多いです。
場合によっては、年間で15%くらいの利息を支払わなくてはなりません。
例えば、10万円のお金をローンで支払ったとしたら、1年間で11万5千円のお金を返済する必要があるということです。
これが、50万円になったら、57万5千円、100万円になったら115万円の返済の必要がありますので、非常に高額ですね。
意外と皆さん、ショッピングにおいて、ローンを組むのには抵抗がないという方がいるんじゃないでしょうか。
ショッピングローンの他にも、自動車ローンや住宅ローン何かはそれなりの割合の人にとって馴染みのある借金といえるかもしれません。
実はビジネスにおいてもお金を借りるという場合、返済の仕方は一般的なローンと何ら変わりがありません。
基本的に、借りる段階で、返済回数と返済期間を決めて毎月決められた金額を返済していく形になります。
毎月の返済がしっかりできているのであれば、ドラマであるような、会社が倒産して重い借金を背負って一家離散・・・なんてことにはなりません。
さて、我々が買い物する場合などで使う様々なローンと、ビジネスにおいてお金を借りることには1つの共通点があります。
それは、目的までの道をショートカットできるという事です。
私たちが買い物をする際にローンを組むことは、本来自分がお金を貯めて一括で購入しなくてはならないのを、ローンという形でショートカットして手に入れることであるということが出来ます。
ビジネスにおいても同様です。お金を借りることで、ビジネスをするのに必要な資金を貯める時間をショートカットすることが出来るという事です。
※お金を借りる先は大きく分けて2通りあります。
親などや親せきなどの知り合いから借りる、金融機関から借りる、つまり融資を受けるの2通りです。
ちなみに私は両方とも経験があり、今のところ金融機関から借りたお金に関しては順調に返済できていますが、自分の親からお金を借りた際は、失敗をして一時お金を返せなくなっています。
今回の記事では、お金を借りることに対して過剰な抵抗は持たなくてもいいという趣旨の記事を書いていますが、初心者やまだebay輸入の基礎が出来ていない方が安易な借り入れを行う事はおすすめしていません。
私が失敗のから学んだお金を借りる際に最低限押さえておくべきことも記事の後半に書かせていただきます。
副業のネットビジネスならば、資金調達のリスクは低くなる
本題に戻ります。特にネットビジネスで、ebay輸入のようなモノを売る商売であれば、資金調達を行っても、他の実店舗を使う商売に比べて、資金が返せなくなるリスクは限りなく低くすることが出来ます。
理由は、設備投資にお金を使う事がほとんどないからです。
例えば実店舗で雑貨屋を開業するにあたって、数百万の資金調達をするとします。
その場合、借りたお金は、借りる物件の初期費用、内装の工事費用、商売が軌道に乗るまでの運転資金、仕入れ資金などに使われますが、
ネットビジネスの場合は、そもそも自宅ですべて完結できますし、必要な設備もせいぜいパソコン1台。
あとは毎月の固定費として電気代と、通信費くらいでしょうか。お金を借りたとしても、ほとんど丸々仕入れ資金に充てることができるでしょう。
ビジネスを始める上でかかってくる費用が他の商売に比べて格段に安いのです。
しかも、サラリーマンの副業であれば、さらにリスクは減ります。ほかに収入があって、家の家賃、水道光熱費、食費等の生活費は給料でまかなう事が出来ますから、毎月出さなければならない売上利益のハードルはぐんと下がります。
ちなみに、私が金融機関から300万の融資を受けた時は、7年返済で毎月の返済額は3万8千円ほどでした。
住宅ローンや自動車ローンを払っている感覚と何ら変わりません。そして、さすがに毎月3万8千円の売り上げどころか利益を出せないということも融資を受けている時点ではなかったです。
ネットビジネスで、そして副業としてebay輸入をはじめとするモノを売る商売に取り組んでいるのであれば、金融機関から融資を受けるいうことは、有力な選択肢になりうるということはお分かりいただけたと思います。
最低限お金を借りる際に出来るようになっておくべきこと
とは言っても、ebay輸入だとすれば、まだ基礎が出来ていない方が安易にお金を借りることはお勧めできません。
先ほども言ったように、私は一度親からお金を借りて失敗し、お金を返せなくなっています。さすがにもう返しましたが。
お金を借りた当時、私はアルバイトをしながらebay輸入を行っていました。最高月利は3万円くらいです。とはいっても黒字ばかりではなく、赤字の月もありました。黒字と赤字を行ったり来たりしていた状況です。
そんな時、ある販路から仕入れられる商材の利益が出る可能性に気づき、実際に仕入れて何個か売ってみたのですが、すべて狙い通り利益が出せました。
しかし、その商材の価格は当時資金10万円くらいしかなかった私には高額(単価5~7万円くらい)でした。
「もっと資金があればもっと仕入れができるのに・・・」
そう考えた私は親から数十万円の資金を借りて仕入れを行いました。
結果的に売上が伸び大体利益7万円くらいになったのですが、その商材を扱っていたショップが日本に送ってくれなくなったことで、一気に赤字転落、借りた数十万円はいつの間にかなくなってしまいました。
この失敗から、私が学んだのは、
(1)ビジネス資金と生活資金はきっちり分け、帳簿はきっちりつけ、手元のお金の状態を把握する事
(2)最低でも5万円以上、出来れば10万近い金額を安定してかせげるようになってからお金を借りた方がよい事
でした。
(1)については、お金を借りなくても必ずやるべきです。お金を借りるならばより徹底してやるべきです。
どんぶり勘定は絶対にいけません。
ビジネスと私生活のけじめをきっちりつけなくては、生活費がビジネス資金を圧迫してしまう事になってしまいます。最低限、銀行の口座は分けましょう。
そして、帳簿を必ずつけます。自分がいまいくら儲かっているのか、いくら損しているのか、しっかり把握しましょう。
生活資金とビジネス資金がごちゃ混ぜで、自分が儲かっているのか儲かっていないのかはっきり分かっていないような状態だと、お金を借りても、なんとなく借りたお金が無くなってしまうということになってしまいます。
(2)については、確実に売り上げ利益が自己資金であげられるようになっていないと、仮にお金を借りたとしても無理な仕入れを行って、借りたお金をどんどん減らしていくことになってしまいます。
お金を借りるのであれば、そのお金でしっかり売上利益をあげる必要がありますので、
最低限基礎がしっかりして、毎月5~10万円くらいの利益を自力で出せて、あとは仕入れ量を増やせば飛躍できるくらいの準備を整えてから借り入れを行った方がリスクを大きく減らせます。
基礎固めについてはこちらの記事も参照してください。
最後に
お金を借りること、融資を受けることは、自分のビジネスを飛躍させる有力な手段です。
しかし、基礎が出来ていないのに安易にお金を借りると、痛い目をみます。
ebay輸入は、固定費がかからず、仕入れさえ間違えなければ継続して売上と利益を上げ続けやすいビジネスです。
せっかく安定したビジネスなのですから、その基礎をしっかり固め、安定した売上利益を出せるようになってから借入れにチャレンジするのが王道かと思います。
融資を検討している初心者、初級者の方はしっかりと基礎固めを行っていきましょう^^